さて、前回から引き続き少し穿った見方で記録を見ていきたいと思います。
プロ野球の世界では、燦然と輝く偉業がある一方で、その陰に隠れた裏記録も山のようにあります。アメリカで今もなおレジェンドとして活躍する、イチローのようなメジャー通算3000本安打記録。日本が誇るホームランアーチストで、未だに世界記録の王貞治の通算868本塁打。こちらが“光”とするならば、その①で書いたグスマンの18打席連続三振記録は、まさに“闇”でしょう。
ここではちょっと箸休め的に“光と闇”を対比的して言葉遊びをしてみたいと思います。
いかがでしょうか。まさに明暗くっきりですが探せば探すほどにまだまだ出てきそうです・・・
以前にもこちらのブログで記載しましたが、私はプロ野球のデータ業務に従事でしています。今、世間ではデータというとメジャー・リーグのトレンドとなっているセイバーメトリクス(SABRmetrics)を思い浮かべる方も多いかもしれません。ビギナーの皆さんにも分かりやすいよう説明すると「選手成績、試合の結果などを統計学的に分析して、個々の能力やチームの強さを分析。そこからチームの経営や戦略に役立てる手法や考え方」のことです。
馴染みのない方には小難しいお話かもしれませんが、点取りゲームには数字やデータ、さらには記録がつきもの。ただ、だからと言っていきなりマニアックな世界に足を踏み入れる必要はありません。個人的には2回に渡って書き連ねた“珍記録”もデータの一部だと思います。ビギナーの皆さんには、私の言葉遊びのような感覚で興味を持ってもらえると面白いかもしれませんね。新たな野球の楽しみ方が加わる可能性も十分にあるでしょう。