元々「プロ野球」と「プロレス」くらいしか「プロスポーツ」を見に行ったことのない私。

しかし、仕事にも役立つかもしれないということで、このところ、ラグビーやサッカーなども生観戦しています。

プロ野球以外のスポーツについては「ルールがわからない」とか「めんどくさい」とかで、なかなか足が向かなかったのですが、いざ、足を運んでみると、いろいろな発見があって面白い。

たとえば、ラグビー・トップリーグでは、反則プレーの際には場内ビジョンとスタジアムアナウンスで、解説してくれます。これはわかりやすかった!

お次はJリーグを初生観戦。

とあるチームの開幕戦と、翌週に開催された私の地元・川崎フロンターレのホーム開幕戦にそれぞれ行ってきました。

前者はホームチームが敗戦。フロンターレは後半ロスタイムに追いついて4-4引き分け。結局どちらも勝てませんでした。

ただ、「次の試合も見たい!」と思ったのはフロンターレ戦!

大量得点だったこともあります。

しかし、前者のほうはゴール気配を感じず、後者は常にゴールへ向かう姿勢が素人目ながら感じた試合でした。それがあったからロスタイムの同点ゴールにつながったのかなと勝手ながら思います。

試合観戦から少し話は外れますが、この両ゲームを振り返ってみて、ふと思い出した言葉があります。

「どうやって負けるかが大事だ」

これは先日、仕事で撮影に入ったセミナーにて、福島・いわきFCの代表取締役・大倉智氏が語っていたこと。大倉氏が、ドイツの強豪サッカークラブ・バイエルンミュンヘンの関係者から聞いたものだそうです。

そして、こうも言っていました。

「チームに勝利だけを求めると、負けたときに来場者は減ってしまう。勝ち負けだけではなく、お客様に感動、勇気、希望といった無形のサービスを提供することがサッカーの本質ではないかと思う」

改めて思うことは「球場に何を求めに来ているか」そして球団側は「何を提示できるのか」

「負け方が大事」

負けても観客が持って帰れる満足があれば、私のようにファンは再び会場へ足を運ぼうとするはず。

チームのビジョンや個人の思いなどが、ファンに伝わるような環境、そして、コンテンツ制作においても、そのような姿勢で臨んでいかなければいけないと、強く心に思った次第でした。